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 失明は人生にとり悲しい出来事の1つです。そのために、空の広さ、海の青さ、花の美しさを見ることが出来なくなってしまいます。
 このような視覚による身体障害者の認定を受けておられる人が、全国に50万人近くもおられ、そのうち角膜移植が適応と考えられる角膜疾患による視覚障害者が約3万5千人もおられます。また、身体障害者の認定を受けていない人の中にも、角膜の病気で苦しんでおられる多くの人がおられ、最近はこれらの人達も、角膜移植によって救われるようになってきました。

角膜が必要な疾患
 角膜移植が必要な疾患として、角膜潰瘍(病原体に感染して角膜に穴が開く病気)、角膜混濁(病原体と戦った結果、血管などが侵入してしまう病気)、円錐角膜(原因不明で、角膜中心部が前方に飛び出して焦点が合わなくなる病気)、水疱性角膜症(内皮細胞が減って前房水が実質に入り込む病気)、角膜変性症(遺伝性)、化学外傷(酸やアルカリによる外傷)、交通外傷、熱傷などがあります。
 

手術を待っている多くの人たち
 現在、角膜移植を受けたいと申し込んでも、実際に角膜移植が受けられるのは、3、4年先というのが現実に大きな問題であり、待っている間に時期を失くして手遅れとなる症例も少なくありません。全国のアイバンクでは一人でも多くの人達から献眼していただけるよう、皆様の献眼登録をお待ちしております。