2000.7.1 revised
[English]
高自然放射線地域 ガラパリ(ブラジル)

この地帯は長く伸びたブラジル大西洋岸に平行に走る山脈中の古期片麻岩(グネス岩)の長年の風化と分解によって、チタン鉄鋼ジルコナイト・モナザイトという溶けにくく硬い鉱物が自然に分離しました。そして細かい粒子にされた後、海に注ぐ多くの川によって下流に運ばれ、そこに成層して川や海に沈積し海から波とともに小さな砂石として浜に戻って来たといわれています。

詳細は次を見て下さい:
 藤波直人、古賀妙子、森嶋弥重:ブラジル・ガラパリ周辺の空間線量予備調査
 保健物理 第34巻3号、p253〜p267, (1999.9)

(写真をクリックすると大きな画像が表示されます)


黒い砂(これが放射能が高い)のビーチとして、リュウマチに効くということで沢山の人達が海水浴と治療にここを訪ね、ブラジルでも唯 一の観光地(リゾートタウン)として人口7万人の街に発展しています。

この写真の御夫妻に尋ねてみ ました。 「入ってどんな感じですか?」 「すごく温かい感じ。どういう効果があるか分 からないけれど、 砂に入っていると、温かくなって、他のビーチとは一寸違うみたい」 と。 ちなみにこの時に置いてある線量計は5μSv/hをさしていました。

黒い砂の ところはもっと高く15μSv/h (131mSv/y ) を示しました。 (通常のところは0.1μSv/h 以 下です。)

 

高自然放射線地域のページ(UP page)
その他の高自然放射線地域  ラムサール|ガラパリ|ケララ陽 江

■ 百万遍ネットINDEXへ ■

このページは、下部に辞書が表示されるようフレーム処理されています。
フレームが表示されていない場合は、このページからお入り直し下さい。