2003.03.20
若者フォーラム
戦争 no more war


 連日テレビをつけるとアメリカのイラクに対する戦争攻撃についての批判やデモ行進、アメリカ大統領であるブッシュ米大統領やブレア英首相の演説放送が後をたたない。アメリカは自国の権力を示したいのであろうか。イギリスも戦争に参戦するということでイギリス兵もイラクで待機中である。がしかしイギリスは国連決議を採決しないと戦争ができないという感じである。今アメリカとイギリスでは両者の中で亀裂が生じている。イギリスは戦争をするのに必要な採決で中間派6カ国に対して支持をするように各国に交渉をしている。そして現在イギリスは採決日程をずれ込ませたいのだが、アメリカは返事を待たずに戦争をしたいと思っているみたいだ。何故そんなに戦争をしたいのか?私個人の考えであるが色々と考えてみたアメリカはどうもあの誰の記憶にも残っている忘れはしない9月11日のテロ事件、有名なNYにあるツインタワー(World・Trade・Center)に飛行機が突っ込んで行ったのは全世界は当然としてアメリカ人は余程の衝撃を受けたに違いない。アルカイダ兵士がアメリカで飛行機の操縦を習いそして飛行機をハイジャックしたのである。1機目が突入した後に今度はその何分後かに2機目も突っ込みあげくの果てにはツインタワーが見事に無くなった。あの事件以後アメリカではガスマスクが飛ぶように売れ、どこも売り切れ状態となった。その仕返しを今だにブッシュ政権いやアメリカ人は探し続けていて戦争を起こさないと気が済まないとしか思えない。

 もちろんアメリカの全国民が賛成しているわけではないだろう。だが、アメリカの友達についこないだ国際電話を入れてみた。彼女はこう言った「戦争には賛成するわ。」その言葉を聞いた私はあっけにとられてしまった。「あなたは?」の問いに、答えを出すのに少々とまどった。こんな時私はどう答えたらいいのだろうか。燃えに燃えているアメリカ人に対し戦争は反対だ、これ以上犠牲者を出してどうする?とまともに言える人間は何人いるだろうか。ただでさえアメリカは強い、アメリカは広いその分考え方も色々なはずであるが電話をした限り、皆が賛成しているようにしか聞こえない。特にNYに住んでいる人間にはそうであるみたいだ。これはあくまでも私一個人の考えであるが。

 日本ではここ最近デフレと呼ばれている中、価格の競争が激しかった、ハンバーガーから始まり、牛丼など特にガソリンは過剰な精製供給力と給油所の激しい競争で1リットル100円を切る所もあった。ところが最近ガソリンの値段が上がり(ドバイの原油が急騰)、春休みなのに出費が少し多くなってしまったようだ。戦争が始まればガソリンだけではなく消費の低迷が更に追い討ちをかけるであろう。日経平均がバブル後最安値を更新し7862円43銭で3月11日は取引を終了した。8000円を割り込んだのはイラク情勢の緊迫化で景気の不透明感が一気に広がったためである。

 戦争が起こるのは時間の問題である。戦争が起こっても1ヶ月で終わると専門家はこぞって言う。1ヶ月で終わらないと両国いや世界にとっても先が見えない戦争になるからであろうか。

 私は最悪な結果を想像してみた。もしもアメリカとイギリスが一緒になりイラク戦争を続けている中で北朝鮮からこの時がチャンスだとばかりにミサイルを中間国の日本に打ってこられればどういう状況になるのであろうか。今イラク戦争に支持しなければ北朝鮮問題の時に守ってもらえないから理解し支持するという日本人は多い、がしかし実際にもし北朝鮮がミサイルを打ってきた時にその連絡をしている間にミサイルは日本に到着し、気づいた時には爆破されているのではないのだろうか。それだけではない放射線の影響もなんらかの形で現れるのではないのであろうか。放射線被爆などといった問題等が浮き彫りにでるのではないのだろうか。

 今世界中が病んでいる、皆何かを犠牲にして頑張って耐えているいるのにもかかわらず、わずかな厳選された者だけがどうして権力や地位・名誉があるからといって一言で人間をここまで動かしてしまうのだろうか。生まれ持ったハングリー精神からなのか?常にトップに立つということはどの世界でも難しいのである。その一言で戦争を起こすのである。その一言をまずワンテンポ置いて考えてから発言するのはどうだろうか。燃え上がった炎は消しにくい、だが何か違う事ができるはず、私はそう思う。

(‘03年3月19日記)
      

No More War


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武田・西野