1999.10.13
[English]
高自然放射線地域 ラムサール(イラン)

 

ラムサールはイラン北部に東西に延びるエルブルツ山脈のふもとに位置するカスピ海沿岸の町であり、ラジウム濃度の高い温泉のある高自然放射線地域です。「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(ラムサール条約)」が採択された会議の開催地としてよく知られています。

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ラムサール:
エルブルツ山脈の北側

テヘラン:
エルブルツ山脈の南側

ラムサールの屋内線量の最大値は28μGy/h 、壁表面では130μGy/hにも達するところがあります。γ線エネルギースペクトル分析により、Ra-226とその崩壊生成核種が線量に影響しています。住民の1日当たりの線量は0.19mGy/日、71mGy/年と推定されます。

屋外の線量率はRa-226を含む温泉堆積物の分布に影響されますが、1m の高さで22μGy/h、表面で、73μGy/hに達する場所もあります。


マハラートは新しい高自然放射線地域で、テヘランの南西230km、温泉からの堆積物によって形成され、温泉ホテルのみで、近くには民家はありませんでした。
 

女性は頭部もスカーフで、体を黒衣で覆い、肌を見せてはいけないので、仕事中も同様のスタイルです。

 

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