1999.9.28

 

  4) 蛋白
 

 

 体の構成成分として必要なアミノ酸を供給するために蛋白の摂取が必要です。これらの生体にとって必須のアミノ酸は穀類、豆類などの植物や魚、肉などの動物から摂ることになります。蛋白の摂取量は世界的に見て10〜18%で、途上国では主に植物から、先進国では主に動物から摂っています。途上国ではしばしば成長期の蛋白とエネルギーの不足が問題になり、反対に先進国では蛋白の過剰摂取が問題になります。

 さて、ここは栄養学の講義ではないので、がんとの関係に絞って調べてみます。1982年の米国科学アカデミーの報告では、膵、大腸と直腸、乳腺、子宮内膜、前立腺、腎のがんについてがんと蛋白との関連を調べた結果、関連を示唆するものはあったが確実なものは見出されませんでした。ことに蛋白と脂肪との区別が問題でした。同じアカデミーの1989年の報告では、大腸がんとの関連は不十分、乳がんとは動物蛋白がリスクを増すというものがあったが、その可能性はあるが、証拠不十分と結論されました。

証拠
がんリスクを減らす
関係なし
がんリスクを増す
確信出来る      
可成りの      
可能性あり      
不十分     動物性蛋白(乳がん)

 
 
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