第73回「いのちの科学」例会(終了)

(原則として非公開:連絡を頂ければオブザーバで参加できます)

日 時:2022年6月19日(日)14:00〜

場 所:生産開発科学研究所 3階会議室

14:00〜15:00  委員会
15:00〜17過ぎ  話題提供

話題提供者:半場裕子教授

    京都工芸繊維大学・応用生物学系教授

 演題:光合成ズムを探求するー高等植物からコケ植物までー

要旨: 植物は地球上のすべての生物にとって欠かすことができない存在である。植物は固着性であるため,育っている場所の環境にどのように「適応」していくのかがその場所で生きていけるかどうかを決める。植物の生育や生存にとって重要なはたらきである「光合成」は,特に環境変化に敏感であることから,植物は光合成の環境適応のための巧妙な仕組みを備えている。近年,その仕組みの中でも,葉の内部での二酸化炭素輸送過程が注目されている。進化の頂点である高等植物から原始的なコケ植物に至るまで,さまざまな植物の光合成の環境適応戦略について紹介したい。

略歴:京大農学部農業工学科卒、京大農学研究科農業工学専攻(修士)、京大理学研究科植物学専攻(博士)。京都大学博士(理学)。科学技術特別研究員、学振特別研究員、岡山大学資源植物科学研究所、京都工芸繊維大学生物資源フィールド科学教育センターを経て、2008年4月より京都工芸繊維大学応用生物学系教授。

出席予定者:半場裕子、小西淳二、清水 勇、山岸秀夫、小野公二、奈倉道隆、玉木長良、小川 侃、本庄 巌、中井吉英、宮越順二、内海博司、小林宣之

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