2002.4.1

子宮がんの患者さんへ

 

1.子宮頸癌の放射線治療とは?

 子宮癌には大きく分けて子宮の入口にできる子宮頸癌と体部にできる子宮体癌があり、日本では子宮頸癌が90%を占めています。

 日本では子宮頸癌が減少してきていますが、それでも年間15000人の方が子宮頸癌と診断され、この病気で毎年5000人の患者さんが死亡されています。

 早期の場合は手術が可能ですが、進行した場合、手術はできませんので、放射線治療が選択されます。

 子宮頸癌は放射線治療が比較的良く効く癌ですが、放射線治療単独の治癒率は1960年から変化していませんので、放射線治療に併用療法が必要です。